こんにちわ、助産院「やわらかな風」の代表をしております、山口と申します。

助産師として約30年、総合病院、クリニック、そして地域の保健センターと様々な場所でお母さんとお子さんに関わってきました。

その中で、たびたび聞いてきた言葉があります。

「お産については前もって教えて貰えるのに、どうして産後の育児や母乳については教えてもらえないんだろう」

確かに、お産(分娩)や赤ちゃん用品などについては妊娠準備学級(両親学級、母親学級)で情報や知識を手に入れる機会を持つことができます。一方で、出産後、特に自宅に帰った後の母乳育児、赤ちゃんのお世話、寝かしつけ、あやし方、遊び方、そういった産後の知識や育児技術については産前に学ぶ機会がほとんどありません。

妊娠、出産は大きなイベントではありますが、限られた短い期間で終わります。産後の育児に携わる期間は、それに比べると遥かに長く、そしてお子さんの性格やご家庭の価値観、生活様式によって育児内容も多様性に富んでいます。

少子化による子どもに関わる機会の少なさ、そしてコロナ禍を通り過ぎた後も続く、密室化しやすい育児の影響もあり、現代の子育てを担うお母さん、お父さんからは「何が正解なのか、ネットを見てもわからない。わが子にとって適した育児ができているのでしょうか」と聞かれることが増えました。

訪問専門の助産院である「やわらかな風」は、助産師がお子さんとお母さんが生活する場であるご自宅(ご実家)に訪問し、普段から授乳している場所での授乳のご様子を拝見したり、育児の悩み事について一緒に解決策を考えたり、ご家族が実際に行える育児技術を提供します。毎日育児を行っている場に助産師が出向くことにより、そのご家庭の生活様式や価値観も踏まえたご助言を行うだけでなく、外出の準備をしなくてもご自宅で乳房マッサージを受けることもできます。更に、いつも使っている玩具を使ったお子さんとの遊び方についてお伝えしたり、なかなか眠れないといったお子さんに対して、場所や道具を踏まえたご助言を行うこともあります。

何度経験しても、お子さんは一人として同じお子さんではありません。また、お母さんの心身も変化していますから、一人目では経験しなかったことを二人目以降で経験することもあります。育児をしていて悩みがでるのは当然ですから、「こんなことで専門家を頼っていいのかな」と遠慮は無用です。

どんな時でも女性と子どもの傍らにあり続ける「助産師」を、どうぞお気軽に頼ってくださいね。

【学歴】
・聖路加看護大学看護学部看護学科卒業
・日本赤十字看護大学大学院国際保健助産学専攻修士課程終了

【経歴】
・国家公務員共済組合連合会虎の門病院
・医療法人社団順風会高島平クリニック
・帝京大学臨地実習教員
・近隣保健センターで保健師として乳幼児健診を担当
・近隣保健センターで助産師として新生児訪問、産後ケアを担当
・助産院「やわらかな風」を開業

【資格】
・看護師
・保健師
・助産師
・インテグラシーセラピスト(マッサージ)